東京オリンピック開催にあたり、政府は首都高の値上げを発表しました。
その額は、1000円!
通勤で首都高を使われている方には、非常に痛手ですよね(汗)
「なぜ値上げをするの?」「無観客なのに」という声が結構聞こえてきます。
今回は、その疑問を解消していきたいと思います!!
無観客でも値上げする理由があるんです。
首都高1000円値上げ期間はいつからいつまで
この値上げ期間は、いつまで続くのでしょうか?
料金が値上げされる期間は、オリンピック開催期間とパラリンピック開催期間の約1ヶ月間です!
オリンピック開催期間 | パラリンピック開催期間 |
7月19日〜8月9日 | 8月24日〜9月5日 |
1ヶ月間の高速台は倍以上になるでしょう(汗)
午前6時から午後10時までの間値上げする一方で、夜中の午前0時から4時は、全車半額になる(現金払いを除く)そうです!
遠出をする方は、時間帯を上手に使えば半額で走行することが出来ますので、出発時間を工夫してみてはいかがでしょうか!
首都高1000円値上げをする理由
オリンピックは、無観客で開催されるのに何で値上げする?のと思われがちですが、首都高1000円値上げをするのには、ちゃんとした理由があるのです!
東京オリンピック大会関係者のスムーズな輸送を確保するため
東京オリンピックを開催する中で、大会関係者を会場までスムーズに輸送することが一つの課題でした。
選手やスタッフのが渋滞で間に合わないとなれば大変ですよね。
そのためにオリンピック・パラリンピックを開催するにつれ、東京中心部の交通量を抑制する必要がありました。
平日の首都高は、1日100万台の車が通行しているようで、オリンピック・パラリンピック関係者をスムーズに輸送するためには、首都高の交通量を約3割交通量を減らす必要があるみたいです。
また、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、公共機関を避けてマイカーで動く人が増えており、首都高の通行台数が1日100万台とコロナ前と同等の通行台数になっているみたいです。
よって、政府が打ち出したのが首都高の料金を1000円上げることにより、首都高の交通量を減らして渋滞や事故の確率を下げて大会関係者をスムーズに輸送することだったのです。
1000円の理由は?
値上げするにあたり、政府は1000円値上げすると決定しました。
それではなぜ1000円なのでしょうか?
この1000円という金額にも理由がちゃんとあります。
金額を1000円と決める上で、シミュレーションを行いました。
2018年の平日の最大交通量は、1日118万台、そこに大会関係車両1日7万台をプラスした125万台を前提とした上で、選手村(晴海)から新国立競技場(外苑)の輸送時間(18km)をシミュレーションしたのです。
その結果、
値上げ無し→80分
500円値上げ→35分
1000円値上げ→20分
2000円値上げ→20分
という結果になりました。
1000円値上げすることにより、大幅に時間を短縮することに成功しました。
また、2000円値上げしたところで時間に短縮に変化がないことから1000円に値上げすることが決まったのです!
1000円値上げという金額もきっちりとシミュレーションした上での金額だったんですね。
下道の渋滞情報は?
首都高の値上げにより交通規制を抑制すると、下道に影響を及ぼしてきます。
7月19日からスタートした首都高の1000円値上げ、下道にどういう影響を与えているのか確認したところ、やはり大渋滞しているようです。
さらに追い討ちをかけるように下道には、大会関係車両のみが通行できる専用レーンが国立競技場と有明地区、幕張メッセ(千葉県)に設けられています。
また、一般車両が大会関係車両に道を譲る優先レーンも国立競技場など8箇所に設けられています。
専用レーンと優先レーンを走行すると、通行帯違反になります。
通行帯違反の違反金と点数は、以下のとおりです!
通帯違反通行 | 大型車 | 普通車 |
違反金 | 7,000円 | 6,000円 |
点数 | 1点 | 1点 |
この専用レーンと優先レーンも渋滞の要因になっているようです。
オリンピック・パラリンピック中は、出勤時間を早めるなどの工夫が必要になってきますね。
違反にも注意をして下さい!
まとめ
ツイッターなどのつぶやきを見ていると首都高の値上げや下道の渋滞に苛立ちの声が上がっています。
全部が上手くいく方法というのはなかなかありません。
国民1人1人の協力が東京オリンピックの成功に繋がってきます。
約1ヶ月の辛抱は長いですが無事に東京オリンピックが終わるまで頑張りましょう!
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